トップページ>新着・特集記事
新着・特集記事
福岡県歯科技工士会 技対セミナー
「救急救命講習会」いざというときの応急手当て
福岡市中央消防署
山口裕二救命士
講演中の山口救命士
11月27日(日)平成23年度福岡県歯科技工士会技対セミナーが開催されました。今回は、救急救命士山口裕二さん他、消防・市民ボランティアの方々7名を講師にお招きし救急救命についての実技講習会を行いました。
参加者57名が6つの班に別れ各班に一名の講師がつき、人工呼吸・心臓マッサージ・AEDの取り扱い方やその他救急救命について説明があり、その後の実技では皆さん人形相手に慣れない手つきで恐る恐る心臓マッサージを施しAEDを実際に使用して、時には真剣な質問も交えながら、心肺蘇生を行う際の心構えや方法コツ等を丁寧に教えていただきました。真剣且つ和やかな雰囲気の中、無事3時間の講習を終え全員が修了証を取得することが出来ました。
冒頭に救急車の出動回数の多さ、それをこなす台数の少なさなど救急活動の置かれている現状についての説明がありました。
胸部圧迫とAEDの実習
そしてAED(自動体外式除細動器)が最近いろいろなところで目にする機会が増えてきたことは、一人でも多くの命を救うために一般市民にも救急救命に参加することが求められているものだと考えられます。
実際に自分がもしその場にいたらきちんとした対応が出来るのか、役に立つことが出来るのか、という不安も皆この講習を受けていざという時の対応に少なからず自信を持つことが出来たのではないかと思います。日々仕事に追われる私たちにとってはなかなか体験することのない貴重な講習会となりました。
北九州支部 佐脇稔尚
第40回福岡県歯科技工ゼミナール 自由研修課程
「形態と色の配合」
(The combination of colors and the morphology)
大阪セラミックトレーニングセンター宮崎校
佐々木正二先生

佐々木正二先生によるデモンストレーション
平成23年6月11日(土)は、午後2時から大阪セラミックトレーニングセンター宮崎校所長である佐々木正二先生の講演が行われた。土曜日の昼ということもあり少しあった空席も、デモが始まる頃には立ち見が出るほどの盛況ぶりだった。今回の講演で先生は『形態と色の配合(The combination of colors and the morphology)』という演題のもと、咬合診断や色調再現においての取り組みや方法、また色調や形態の捉え方について詳しく話された。
前半ではメーカー協力のもと、実際に宮崎校のインストラクター熊川さんを患者に見立て、口腔内の動きがパソコン上に再現される装置や、シェードテイクを行なう際に使用する歯科用色測器を使ったデモが行なわれた。後半では、始めに今回新しく発売されたe.max pressの「インパルス」インゴットについて、解説された。その説明は概要だけでなく、今までのインゴットとの違いについて実際に使用する際の厚みや症例別に、テストピースを作成し比較されており、とてもわかりやすかった。
会場内の様子
次に、前半のデモで得た情報をもとに、熊川さんの模型を使用した築盛のデモが行なわれた。このデモでは、実際に先生が使用しているパソコンやその他機材などを使っていて、普段の臨床で先生が行なっている方法をそのまま見ることができ、とても勉強になった。また各デモの合間で行なわれたテストでは、普段学校で教えていらっしゃる先生ならではの問題や、一見簡単そうだが実際してみるとなかなか出来ないものもあった。テストには景品も用意されており、参加者は皆真剣に取り組んでいた。またデモのビデオ撮影は、元インストラクターの福嶋さんが担当していて、学校でのデモのようにとても見やすく感じた。今回の講演は、講演だけでなくデモありテストありと、多岐にわたっており、一見長く感じそうな4時間にもわたる講演もあっという間という感じだった。
今回のこの講演で、準備の手伝いをしたり、実際にデモを近くで見たり出来たことは、とても貴重な経験だった。今回の経験は、宮崎校を卒業している私にとって、勉強になったとともに、緊張というか背筋がピンと伸びる思いだった。卒業してもうまる3年が経ち、緩みかけていた気持ちが引き締まった気がした。今回の講演で再び得た緊張を忘れずにこれからも日々精進していきたいと思う。
福岡支部 廣末将士
第40回福岡県歯科技工ゼミナール 基本研修課程
患者さんに受け入れられる可徹性義歯
〜パーシャルデンチャーを中心に〜
松田歯科医院 松田光正先生

講演中の松田光正先生
平成23年6月12日(日)生涯研修 基本研修課程の「患者さんに受け入られる可徹式義歯」~パーシャルデンチャーを中心に~をテーマに熊本県天草市でご開業の松田歯科医院院長 松田光正先生の講演を受講しました。
臨床で生かすパーシャルデンチャーの様々な症例を紹介され、その講演の中で、はじめからインプラントありきではなく、歯根膜という魅力的な組織をもつ天然歯をまずは大切にしようという言葉がとても心に残りました。私は、日常臨床ではデンチャーの製作はあまりしませんが、様々な角度からパーシャルデンチャーを見ることができ、とても興味と関心を持ちました。
今年のQDT1月~6月号に松田先生の記事が連載されています。是非、一読されることをお勧め致します。
北九州支部 日高啓宏
第37回福岡県歯科技工学術大会

講演中の藤川秀樹先生
「補綴設計に関わる技工士の役割」
福岡県歯科技工士会 北九州支部 藤川秀樹会員
2月13日(日)福岡県歯科医師会館に於いて第37回福岡県歯科技工学術大会(第53回西地区歯科医学会)が開催された。
今回は一昨年から続いている『基本にもどって、患者さんが求める歯科医療』というメインテーマの三年目であり"歯を作ろう"というサブテーマのもと、8名の先生方の発表とポスターセッションが行われた。今回はサブテーマから各先生方は、欠損補綴に重点をおいて発表されていた。福岡県歯科技工士会からは北九州支部の藤川秀樹会員が『補綴設計に関わる技工士の役割』と題し発表された。 藤川会員は冒頭に、近年患者のQOLの向上により、歯科医師だけでなく技工士にも高い知識や技量が求められるようになってきたと話した。つまりインプラント補綴やCAD/CAMなどの普及により、アバットメントや上部構造またフレームなどの設計・製作など、技工士が関わる頻度は高くなり、それと同時に技工士の役割として、それを製作するための知識や技量が求められる事となると話された。 後半では、臨床例をもとに技工ステップだけでなく、歯科医師とのコミュニケーションの方法や材料の選択、また印象からの模型の製作や精度確認の方法などについて詳しく説明された。藤川会員の説明は、口腔内の写真や製作ステップの写真も有りとても分かり易く、また日頃なかなか見る事の出来ない大きなケースや美しい症例に、技工士だけでなく歯科医師や衛生士の方々も興味深そうに見入っていた。 この講演を聞き、大変勉強になると同時に刺激を受けた。歯科医師から仕事の依頼や相談が来た場合、自分の材料や技術に対する知識や経験の有無が、その患者の補綴設計をする際の選択肢の幅に影響すると感じた。基本はもちろん大事だが、新しい材料やテクニックにも目を向けることも必要だと思った。私自身、技術や経験はまだまだだが、これからもこの様な研修会に積極的に参加し、日々の仕事に生かしていきたい。
福岡支部 廣末将士
福岡県歯科技工士会 技対セミナー

講演中の古橋博美先生
「良質な歯科医療の確保のために」
日本歯科技工士会副会長 古橋博美先生
平成22年11月27日、福岡県歯科医師会館に於いて『良質な歯科医療の確保のために』と題した技対セミナーが開催されました。
日本歯科技工士会副会長の古橋博美先生を講師に招き、時局講演と銘うって開催された今回のセミナーは、多くの歯科技工士会会員の皆様にご参加頂きました。
保険点数の改定内容や、各歯科技工所が設定している技工料金と保険点数改定の関係、診療所内での歯科技工士による有床義歯修理に係る新たな加算点数について、丁寧に解説して頂きました。
また、今後の診療報酬体系の中での歯科技工士の義務と役割を認識できるよう、製作者だからこそ管理できる情報に重点をおいて解説して頂きました。
技工録による品質管理を徹底し、補綴物の使用材料や流通経路を、製作段階からトレース可能な状態に保つ事は、歯科技工士の社会的な責任を果たすためにも必要な条件であり、多くの歯科技工士が共通の意識をもって、日々取り組んでいくことが重要であると思いました。
福岡支部 桝本洋平
第6回九州・沖縄支部学術大会 特別講演

講演中の坂清子先生
「これからの歯科技工士に求められること」
ノリタケデンタルサプライ代表 坂清子先生
平成22年9月12日、長崎県のアルカス佐世保にて開催された、第6回九州・沖縄支部学術大会において、坂清子先生に「これからの歯科技工士に求められること」をテーマとしてご講演頂きました。
先生は歯科技工士免許の取得後、5坪の事業所から始めたカスプデンタルサプライを、翌年には40坪に拡張し、その3年後にはアメリカ進出を果たすなど、現在のノリタケデンタルサプライに至るまでの経緯をご自身の経験を交えながら紹介して頂きました。
その内容から感じ取れた先生の先見性や実行力といった独自の経営感覚は、多くの学生さんやこれから開業を目指す歯科技工士の皆様にも伝わったことと思います。
また、歯科業界内での重要課題とされる歯科技工士の離職問題に触れられた際に「歯科技工士の人生では他のどのような仕事でも経験できない、多くの人との出会い、その先生方との長いお付き合いが出来る特別な人生です。」と仰られていたことが強く印象に残りました。
歯科技工が専門性の高い技術職であるからこそ、貴重な出会いや自然と生まれる連帯感があるのだと感じ、これまでの、そしてこれからの様々な出会いを大切にしていこうと思いました。
福岡支部 桝本洋平





